
☑この記事は以下の内容で構成しています。
- UVライトとは?LEDライトとは?
- ライトの違い
- LEDライトとUVライトの光の話
目次
UVライトとは何?
UVライトとはレジンを硬化させる時に使用するライトです。
このライトは太陽光に含まれる紫外線を利用したライトになります!
紫外線とは太陽光に含まれる目に見えない光のことで、UV-A ・UV-B・UV-Cとあります。
※この内地面に届かないのがUV-C波
UVライトのワット(W)数って高ければ早く硬化できるんじゃないの?
ワット数とは、学生時代習った機械を動かす際に使われる電気エネルギーの量を示す単位として習いましたね(;'∀')
ワットの数値が高ければその分電気エネルギー(消費電力)は多く必要になるというわけです!
- ワット数=消費電力
- ワット数が大きい=明るいが電気代がかか
ワット数の数値は光の強さを表しています。
LEDライトとは?
LEDライトはもUVライトと同様にレジンを硬化させる時に使用が出来るライトです。
このライトは可視光線を利用したライトになります。
LEDは英語で「Light Emitting Diode 」の略称で聞きなじみがある言葉でいうと
発光ダイオードよ呼ばれています。
可視光線とは太陽光に含まれる目に見える見えない光のことを指します。
LEDライトの光の強さはUVライトと変わらないの?

LEDライトは省エネライトなどと呼ばれておりUVライトより後に出てきた照明になります。
この省エネライトと呼ばれる所以は従来のライトよりいい良いものだということ。
即ちUVライトよりLEDライトの方が優れていると捉えていいでしょう。
参考
LEDライトの光の強さの表現としてUVライトの○○W相当の明るさと表されることが多いです。
明るさの表記には聞きなれない「lm」ルーメンで表されます。
LEDライトはUVライトより低い消費電力で同等の明るさがあります。
ちなみに消費電力とは?
ワットの数値が大きいほど消費電力がかかる。
それは即ち数値が大きければ大きいほど電気料金がかかるということ。
即ちUVライトよりLEDライトの方が電気代はお安くなるということです。
LEDライトとUVライトの比較
UVライト
- 紫外線の光
- 明るさを表すのに(W)ワットが使用される
- 消費電力が高いため、LEDライトより機械の寿命が短い
- LEDライトより価格は安い
LEDライト
- 可視光線
- 明るさを表すのに(lm)が使用される
- 消費電力を抑えられUVライトより機械の寿命が長い
- UVより価格は高い
ポイント
両者に共通するのが光の強さに応じレジンの硬化が速くなるということです。
UVレジンを硬化させる目的でLEDライトは使用出来るの?
出来ます。ただし出来ない製品もあります。

上記でUVレジンには紫外線・LEDライトには可視光線という光が使われているということと、
UVレジン液を硬化することが出来ると言いました。
しかし、例外もあります。
紫外線と可視光線はこれは言わずも知れた「太陽光」です、それぞれの光を表すのに一般的に波長という言葉が使われ「nm」ナノメートルの単位で表されます。
紫外線と可視光線の波長とは?
光の波長には長さがあり、紫外線の中でも地面に届くのは2つUV-A・Bです。
一般的にUVライトに使用されているるのが紫外線のUV-Aの光なんです。
ポイント
- UV-Aの波長が約315nm~400nmです。
- UVライトに使われているのは約350~400nm。
- UVレジンはUVライトの紫外線UV-A波の波長の長さ内で硬化するようになっているわけです。
つまりLEDライトとUVライトでは波長の長さが違うという事?
違うと言えば違うのですがそうではないといておきます。
LEDライトの波長は約400nm~ 760nm波長でありこの範囲内の光を人間の目で見ることが出来るので可視光と呼ばれます。
可視光線は二種類に分類されます
ポイント
- LEDライトには上記だけではなく400nm未満の波長があります。
- LEDライトでUVレジンを硬化させようとなると、つまりUVライトで使用されているUV-A波(約350nm~400nm)の範囲内のLEDライトであれば硬化が可能というわけです。
- LEDライトに使われるのが(約385~415nm)となっており、UV-LEDライトと表記されています。
- 呼び方も変わります
400nm未満…紫外線LED
400nm以上…可視光LED
要するにLEDライトでも400nm未満の「紫外線LED」ライトを使用することでUVレジンが硬化できますよということになります。
まとめ
UVレジンを硬化させることが出来るライトとはUVライトの波長範囲内の光であるということ!
そのためLEDライトはワット数ではなく、400nm未満の波長を意識しなければなりません。
最近では多くのレジン液がUVライト・LEDライトに対応したものも多くなっていますが
ライト選びはお手持ちのレジン液がどのライトに対応しているかで選ぶといいでしょう。
ここまで読んでくださりありがとうございました。