
簡単で誰でもできる仕事内容って本当?!
就いてみたいけどどんな仕事をするんだろう?
今回は事務職ってなぜ人気が高いの?って疑問に思っている方へ現事務職に就いている身として事務職が人気求人な理由をお話ししていきます。
現在OLとして一般事務職として働いているのでその中で感じてきたことから「事務職はお勧めできるような職」ではないということを知っていただこうという思いで書いていきますね!
本記事を読むことで事務職が会社の中でどのような役割をはたしているのかが良く分かります。
事務職を以下の要点中心に構成しています。
- 事務職に就きたいと思うのはなぜか
- 事務職が人気な理由を考察
- 事務職はおススメ出来ない?!
- 事務職に将来性はない?!
- 事務職に必要なスキルとは?
目次
事務職が女性に人気が高いのはなぜ?
事務職が人気だと断言する理由は以下のデーターがあるからです!
画像引用元doda
事務職は上記のデーターを見て読み取れる通り倍率は2020年で「0.29倍」となっており、約3人1人という割合でしか就職できないほど求人に対し求職者が多い人気である職種なんです。

✔事務職のプラスイメージに伴い人気が急上昇
倍率が高いという事は当然ネガティブなイメージよりポジティブなイメージが大きいからだと感あげます。 つまり、以下のような事務職に対しての世間一般のイメージがプラスであることが起因しているという結論に至ります!
- 簡単で誰にでもできる
- 残業はほとんどなく週休二日で土日休みのところが多い
- 転勤はない
- 力仕事や立ち仕事はほとんどなく座り仕事がメインである
上記に書いたプラスイメージは求人にも表記されているので受け取る求職者側はやはり事務職=なんか楽そう、私にもできるじゃんという印象を得ると思います。

多くの方は事務職に就きたいと考えるに至る経緯として「働きやすさ」を魅力と感じるからなんですよね。
特に女性であれば選択肢は男性に比べると狭いがために、事務職に就きたいと考えるのは女性が多い傾向があります。
- 自分の性格的に派手な仕事は出来ない
- 地元で転勤ないところに就きたい
- 土日休みを希望しているから
- スキルも資格もない自分でもできそうだから
- とにかく女性の仕事といえば事職っていう世間のイメージからなんとなく

私のように就活を適当に行っている方の多くが「誰でもできるし、簡単な職でいいや」という考えのもと、事務職に流れ着くというわけです。
もちろん事務職に就きたいんだ!と熱意がある方もいますが大抵の方は事務職は他の職と比べるとイージーなイメージが付きまとっているように思います。それゆえにお給料は比較的低いので覚えておくといいでしょう。
実際に働いてみて分かったこと
冒頭でなぜ事務職は人気があるかを解説してきました。
そこで事務員として働いている身として実際に事務職についてみて本当に就いて良かったと感じているかどうか働いてみて分かったことを下記にお話ししていきます!
結論から言いますと『事務職はあまりおススメできません』
なぜ私が事務職に否定的な意見を述べるのかというと理由が3点あります。
①事務職はとにかく安月給
事務職は総じて基本給は低く、就職したての22歳そこらの年齢で手取り20万円をこえることはほぼないと思っておきましょう。
- 最低手取り13万を下回る企業も多い
- ボーナスも給料から見て期待できない
- またボーナスが出ない会社もある
考えてみてください、大学卒業し一人暮らしを始めます。どうです?手取り13万だとして生活していけるでしょうか。

因みに一人暮らしするにもそれなりに費用がかさむので、事務職のお給料では少し難しいと思う面もあります。
- 家賃
- 光熱費
- 水道料金
- 食費
- 交友費
- 交通費
- 携帯代
上記だけでも生活をしていく自立をするといことは出費がかなりかかるんですよ。
一人暮らしをするにあたって事務職の給料じゃ貯金もままならず、一人暮らしをしていくのに精一杯の生活となってしまいます。
因みに転職サイトの2020年年代別平均年収ランキングを参考にしたところ事務職ではとうてい、20代の平均年収には届かないと改めて実感しました。⇒マイナビ転職
②仕事内容は変わらず単調で真新しさがない
事務職に就く方の多くは簡単だからという理由の方が多いのですが、実際に事務職で働いている身の私は「逆に簡単だから辛い」と感じることが多いんです。
簡単なのに辛いってわがままじゃんって感じてしまうかもしれませんが、言葉の通り簡単ということは難しいことがないということです。
難しいことがないことがなぜ辛いと感じるのか、それは事務職特有の仕事内容によるものではないかと考えています。
事務職って実際どういう事をしているかしっていますか?私の会社を一例にしてみると下記のような業務が主に発生しています。
- 軽作業
- 電話応対
- 来客対応、取次
- データー入力、書類作成
- 雑用(コピー、印刷、郵便開封、掃除、ファイリング)
簡単=楽だと思うかもしれませんが、簡単な作業ほどつまらなく、やりがいを感じにくいんです。
今だけを瞬間的に切り取り見てみると、簡単な仕事でラッキー!めちゃめちゃ楽できるし覚えちゃえばこっちのもんじゃん!なんて考えてしまうものです。


まず考えるべきことは将来の自分のために今の仕事をずっと続けることに意味があるのかということと、自分が仕事を通し成長できる場であるのかどうかという事を念頭に置くべきなんです。
女性なら仕事を一生やるという方は少ないかもしれませんが、私は仕事に対してやりがいがある方が人生が豊かになる経験を積めると考えます。
私の場合
③将来性がないのでキャリアアップもままならない
事務職の最大のおススメ出来ない問題は将来性がないことです。
事務職は縁の下の力持ち的存在なのでよほど個人に能力がある場合は除いて、なかなかキャリアアップとは相性が良くありません(;'∀')
例えば、営業職の方は分かりやすく自分が利益を上げた分だけ昇進やインセンティブで見返りがあるのに対し、事務職はどうでしょうか?
厳しい現実をいうと、いくら会社のみんなのサポート的業務を頑張ったところで昇給どまりです。
それは個人に能力がないからではなく、事務職という立場上、なかなか頑張りを分かってもらえる方法がないんですよね…(´・ω・`)

事務職で役立つ資格ってなに?

また同時に事務職が女性人気が高い理由についても考察してきました。
人気の職種ということは倍率が高く「内定が取りにくい」ということです。
そうなると周りの求職者と差をつけるために自分をアピール材料として資格を取ろうと考える方が多いのだと仮定します。
自身の事務経験を元にこれから事務職に就きたいと考えている方や事務職で必要になりそうな資格を取るべきかと悩まれている方の参考になるように「事務職をやるにあたって資格をとるべきなのか」を下記にて解説します。
資格は事務職の仕事内容的ほとんど役に立たない。
結論から申します。資格は事務職の仕事内容的になくても全然やっていけます。
私自身、約2年以上事務職にとして働いていますが、資格がさほど役に立ったと感じたことはありません。
それは仕事柄、何度も言いますが「資格がなくても出来るほど簡単な業務が多いから」です!
事務職に就く上で資格よりも大切な素質
事務職の業務の特性から「縁の下の力持ち」ポジションで仕事をすることになります。
そのため性格的に地道にコツコツ作業をすることが苦にならないこと、ルール通り本来の型から外れないで的確に業務をこなす正確性の高さ、誰かの役に立つことが心底嬉しいといった性格の面が非常にポイントとになります。
得られるスキル
- 人のサポートをする力
- 細かいことにも目を配れる力
- 臨機応変な対応ができる
- 迅速丁寧な対応が上手くなる
- 正確性が身につく
パソコン系の資格は事務職と相性がいい
資格の中でもビジネスマナー系の資格は経験から必要は感じていません。
ビジネスマナー系の資格は事務職をやる上でお勧めされることが多いのですが、社会人生活を送る中で自然と身につくため事務職に直結するスキルありません。
代表的なマナー資格だと『秘書検定』『サービス接遇検定』などがありますが、いたって普通に社会人としてのキャリアを積めば必然的に身につくのがマナーですので必要不可欠だとは言えないです。

事務職と相性がいいのパソコン系の資格は十分に取る価値があると私は思います!
例え、事務職の業務上ほとんど使用しなくてもパソコンを使えるということはどんなビジネスシーンにおいても有利に働きます。
参考
事務職を志望する上でパソコンが苦手だと感じている方は積極的に取っておいた方がいいでしょう。
事務職に確実に役立つパソコン系資格2選
①マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
MOSとはWord、Excelといったマイクロソフトオフィス製品のソフトがきちんと使いこなせるかという資格です。事務職の求人の多くにパソコン操作が出来る方といったパソコンの能力に対しての応募条件を提示している企業も多いです。そのためExcelが使えるという事は企業側にプラスに働くこと間違いなしなので取得の際はWordよりExcel優先でさせることをおすすめします。
②日商PC検定
日商PC検定とはマイクロソフトオフィス製品を使用しきちんとしたビジネス文書や資料の作成能力があるかどうかを判定する資格です。文書作成スキルは事務職の中でもとりわけ必須スキルであるため主取得しておけば確実に役立つこと間違いない資格だと言えます。


簡単で誰にでも出来ると人気の職種であるため「周りと差をつけるために又は就職時のアピール用」に事務職と相性がいいパソコン系の資格を取得することはいろいろなシーンで有利に働くのではないでしょうか。
Excelってどの程度使えればいいの?
事務職の求人に載っている『Excelの基本操作が出来る方、Excel初級程度出来る方、Excelが少しできる程度』等の条件。
これらの条件の基準をクリアでするにはどの程度Excel機能を使えればいいのか基準の判断がつけにくいですよね。

具体的にExcelのどの機能が必須なんてご丁寧に詳しく書いてはくれません。
ではどうやって求められているExcelのスキルの基準を判断すべきなのか、事務職で実際使うExcelの機能をレベルまとめますので自分のレベルの目安としてチェックしてみましょう。
事務職におけるExcelの用途は?
事務職でExcelを使うということはExcel特有の表計算を利用しなければならない業務があるということ!
Excelとは
Excelの代名詞として『表計算ソフト』と呼ばれています。
表計算ソフトとはその名の通り表やグラフを作成するのに最も適した機能があるMicrosoft社のソフトです!
Excelの表計算を実に簡単にしてくれるのが『関数』と呼ばれる計算式を利用する事です。
関数を使用することで自動的に計算してくれるして答えを導いてくれるんです!イメージに近いのが計算機のようなイメージでOK
✔計算したい範囲を選択し→関数入力すれば→計算を終えた結果を導いてくれる
関数が使える使えないでExcelの習得度も変わってきます。

事務職で使えると便利なExcel機能
- 文字の入力が出来る。数値なら右詰・文字なら左詰め、数値を文字として認識させたい場合は「’」を使う等のExcelに入力する方法をしっかり理解している
- ファイルの保存と読込みと印刷が出来る
- 行挿入、列幅、表示形式、書式変更、文字装飾が出来る
- 計算式の入力の仕方を理解している(再計算・四則計算)
- SUM・AVERAGE・COUNT・RANK等、簡単な関数が使える
- グラフ作成が出来る(表を用いてグラフ化)
- IF関数を用いて条件判定が出来る(複合条件による判定も含む)
- VLOOKUP・HLOOKUPの検索関数が利用出来る
- COUNTIF・SUMFの条件に一致するセルの計算する関数の利用が出来る
- マクロの登録が出来る(記録機能)
- ピポットテーブルが使える
上記であげた11項目がいくつできるかによって自分のExcelレベルの目安が分かります。上から下にかけ難易度が高くなっています。
- 初級・・・1~4個以上
- 中級・・・5~7個以上
- 上級・・・8~11個以上(上記以外の機能も使える知っている)
事務職をするにあたって上記であげた7あたりまでの中級者レベルまで持っていけるとExcelが使えるという印象を持ってもらえます!
事務職で使用する頻度が多い5つの関数
- SUM関数
- IF関数
- RANK
- VLOOKUP
- COUNTIF
以上の5つの関数さえ押さえておけば、有利に働きます!
✔特に使用頻度が高いのが『SUM関数』範囲を指定して合計値を出す計算式。四則計算の足し算の計算式の入力を簡単にしたバージョンですね!
(例)A1からA5までのセルの合計を出したい場合
足し算の計算式⇒=A1+A2+A3+A4+A5と入力が必要
SUM関数⇒==SUM(A1:A5)とオートSUM機能簡単に設定できる

ココがポイント
- 事務職をするにあたってExcelは必須ではない
- Excelが出来るを指す基準は中級者以上の習得度
- Excelの基本機能さえ分かっていれば少しできる・初級程度出来るに当てはまる
また会社によってはExcelではなくて専用のソフトを使うこともありますので、Excelの基本操作に加えての基本的なパソコン操作が出来るとなおいいです。

まとめ
今回の記事では事務職の人気が高い理由から事務職に就きたい方向けのアドバイスを紹介してきました。
事務職に就きたいと考える人は働き方に重きを置いていたり、仕方なくでの希望だったりと事務職はとにかく簡単だという固定概念が存在してます。
確かに事務職は「簡単・楽・誰でもできる」の三拍子そろった人気の職種です。
また女性は結婚することで仕事との付き合い方も見方も変わっていきますし、事務職としてずっと働くことが幸せなのかというと一概には言えません。
ですが私は若いうちはぜひともやりがいを求め事務職以外の職にチャレンジするべきだと考えます。
ココに注意
事務職に就いたら就いたで「簡単なことが果たして良いのか」という働く内に自分はこのまま働き続けて事務職にやりがいを見つけることが出来るのかという現状の不安が湧いてきます。
事務職でいる自分の将来に迷ったそんな時は、迷わず行動し自分の働き方について見直すことが未来の自分のためになるのではないでしょうか。
ここまで読んでくださってありがとうございました。